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3日目の夕食後、各班ごとに見学地についての発表を行った。各班の担当は、1・2班がビニルハウス住宅、3・4班が北村の韓屋について、5・6班がタワーパレスについてである。
1班は、2グループで意見が対立したことを利用し、2つの視点から発表をしていた。一方のグループは、感想として、「思ったより環境がよかった」「行政が全面的ではなく部分的なバックアップをしている」「高層アパートとビニルハウスのコントラストが印象的だった」「ビニルハウスには集会所があるが、タワーパレスは住民がばらばらに感じた」というものが挙げられていた。もう一方では、「なぜ郊外に移り住まないのか」「防犯面、衛生面など環境が悪い」「日本人の自分たちには改善案を出すことは無理ではないか」という意見も出ていた。
2班は、まず韓国の印象を「辛・速・香・賑」という4文字で、食べ物が辛いこと、人や車の流れが速いこと、どこへいっても香る独特のキムチの匂い、人や車、ビルの密度の高さなどを象徴し、韓国の文化や韓国人の国民性についてまとめた後、ビニルハウス住宅について、ビニルハウス住宅に暮らす「朴君」と日本からやってきた「山田君」との対話形式でビニルハウス住宅についての特徴を簡単に述べ、さらには帰りの飛行機の中で山田君が回想しながらビニルハウス住宅の問題点や疑問点を述べるというものであった。

3班は、北村韓屋住宅のよかった点として、「韓屋が実際に残っている」「韓屋が活用されている」「高台からの眺望がいい」という点を、悪かった点として「保存の方向性が疑問である」「道路の整備が悪い」点を挙げた後、疑問点として、「地域の住民の意識や地区外の人々の意識はどうなのか」という点を挙げた。その後「行政」「保存賛成派」「保存反対派」の三者に分かれ、ワークショップを行うという劇形式のプレゼンで、北村の韓屋が2030年にユネスコの文化遺産に認定されるまでの道のりを描いた。

4班は、北村を見学する「アルコウ君」と「アルコウちゃん」の視点から、「屋根のそりがかっこいい」「1階が商業の都市型韓屋がある」「雨樋のデザインに遊び心がある」「中庭がきれい」などの感想を述べた後、問題点として、「道路が狭いことによる防災上の問題」「車のはいりづらい坂道が続くことによる高齢者への負担」「景観の連続性を途絶えさせる新しい住宅の混在」などを挙げていた。また、外観だけの保存ではなく、内部や機能を含めた保存が大切であるとまとめていた。

5班は、タワーパレスの基本的なデータについて述べたあと、よい点として、「窓が大きく採光性が高いこと」「」バリアフリーの意識が高いこと」「足で水道の操作ができること」「キッチンのユーティリティスペースが大きいこと」などをあげ、問題点として「子供が一人で出歩けない」「質より量が重視されている印象を受けること」「いらない設備が多いこと」などを挙げ、常に職場の近くで生活をする住職近接が本当に望ましいのかという疑問を投げかけていた。

6班は、タワーパレスの問題点として、「タワーパレスからの発生交通量がキャパオーバーである」「周囲の景観と調和していない」「お金持ちばかりが集積することで、コミュニティーに偏りがある」「管理が大変」などといったことを挙げ、改善策として、住民に課税し、それを財源に道路整備を行う、また同じ財源から周囲への金銭面での保証を行う、周囲とコミュニケーションを図るため、祭りを行うことなどを提案していた。また、行政と住民、企業の3者の共同作業が大切であると述べていた。

最後に閉会式を行い、学生を代表して愛知教育大の中川さんが終了証を受け取り、夏の学校2002はプログラムのすべてを終了した。
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